嘘と煙草と君とチョコレート
問い掛けても返事はない。

まぁ、"うん"と頷かれても困るんだけど・・・



"どうせ気付かないんだから、
しちゃえば?"


"既成事実ってやつじゃん?"


私の中の悪魔が囁いた。

私はそれに促されるまま林さんに近付いた。

上半身だけ林さんに覆い被さって、目を閉じた。

あと5cm・・・

あと1cm・・・
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