嘘と煙草と君とチョコレート
結果はみんな散々だった。

得点によってそれ相応の景品をもらえるのだけど、
意味の分からない玩具だったり、
用途不明な雑貨だったり・・・


そんな中、
私は地味にいい点を取った。

そこまで高得点でもないし、
落ち込む事もない
中途半端な結果・・・

「や、やったぁ・・・」

景品の犬のぬいぐるみを抱いて振り返ると、
笑顔の林さんがいた。

「すごいじゃん。」

「ま、まぁね!!」

私はぬいぐるみを両手で高く持ち上げて
アピールした。
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