嘘と煙草と君とチョコレート
ひとしきり追いかけっこをした後に二人揃ってみんなの所へ戻ると、
みんな私を見てニヤニヤした。

「何ぃ!?
別に嬉しいとかじゃないし!!
私も・・・、私も辻なんとかが見たかったんだから!!」

「はいはい、分かった分かった。」

顔を真っ赤にした苦し紛れの私の言い訳は、
もちろん誰も聞いてはくれない。

その後優希に散々からかわれたのは言うまでもなく・・・
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