嘘と煙草と君とチョコレート
運命の火曜日

バイトとテスト勉強で疲れ果て寝ていると、
夢の中で聞こえた。

林さんに"唄って!!"とせがんだ、大好きな曲。


「メール?」

夢の中で呟くと、突然目が覚めた。

耳の近くでケータイが鳴っている。

薄目を開けてケータイを開く。

視界に飛び込んできたディスプレイのあまりの明るさに、
一瞬目を閉じた。

もう一度目を開けて見ると、
SHIBAからだ。

「何?ダイレクトメールってこんな時間に送ってくんの?」

時計の針はとっくに12時を回っている。

今にも眠りに落ちそうな心地良さの中、
メールを開いた。
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