嘘と煙草と君とチョコレート
[今日はスト行けなくてごめんね。
全然動けなかったです。
泣いちゃいかんよぉ。
テスト頑張ってね。・・・林]


「嘘っ!?」

一気に目が覚めた私は、
ベッドから飛び起きた。

「嘘だっ!!う〜そだ〜っ!!」

右手にケータイを握り締めたまま、
叫びながら真っ暗な部屋の中を歩き回った。

予想外の展開に、頭がついていかない。

「痛っ!!」

机の脚で臑を強打した私は、
そのままベッドへと倒れ込んだ。

何度も本文を読み返すうちに、
やっと現実味を帯びてきた。

それと同時に、嬉しさが込み上げてきた。
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