嘘と煙草と君とチョコレート
林さんは、
まるで友達と話すように私達と接してくれる。

そこが林さんの魅力でもあるんだけど、
どんどん自惚れていく自分に気付く。


ベッドの中をモゾモゾと動き回り、色々考えた。

その結果、
私にしては珍しくポジティブな方向へと向かった。

「いや、これは脈ありって事でしょっ!?」

急激に湧き出してきた自信に身を任せて、
メールを作成した。


[何で本当にメールしてくれるの!?
明日もテストなのに寝れんがね!!
ばかちん!!]

送信

嬉しさのあまり目が冴えてしまい、
結局その後は一睡もできずに朝を迎えた。
< 84 / 380 >

この作品をシェア

pagetop