everything has changed
囲まれる。
その日は、突然やってきました。

ちょうど、冬に入るぐらいの寒い日でした。






ガラガラガラ



「な!
五十嵐愛純ってこのクラスにおる?」

と、派手なギャル集団が私の名前を呼びクラスに入ってきました。



私は、その時期、誰が本当の友達で、誰が偽物の友達か分からなくなっていて…………
いわゆる人間不振に陥っていました。
なので、段段本当の友達も離れていき、一人に近くなっていってました。


「な!五十嵐愛純ってあんた?」

と、ギャル集団は、大人数で私を囲んでいいました。



「な、突然やけど、友達の彼氏に手出さんといてくれへん?」


「保の彼女が、あんたに保取られるかもって、嘆いてるねんけど。
あと、ひーの彼女も。」
(ひーとは、私が通っていた中学校の中で、一番強いかもと言われていたヤンキーくん。一時期ちょっと仲良かったんです。)


しかし、私には、取ろうという気は、なく、ただ、仲良くしたかっただけだったのです。

なので、私は、否定しました。


「愛純は、そんな、取ろうってゆう気もないし、第一、保の彼女とひーの彼女が愛純に言いに来たらいいんちゃうん?」

「なんで、お友達のあんた等が言いに来てるねん」

と、私は勇気を振り絞って言いました。

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