東京ロマネスク~冷酷な将校の殉愛~《完》
12幕 伝エタイ言ノ葉
ー椿side-
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銃弾の摘出手術は終えたけど…
麻酔から目が覚める事なく3日目。
私は毎日、病院の往復をして意識のない征史さんを見舞う。
「結婚して間もないと言うのに…もう未亡人?貴方もついていないわね…椿さん」
定子さんは自室に勝手に入り込んで、辛辣な言葉を吐き捨てる。
「…征史さんはまだ…生きています!お義母様…貴方の方が次期当主となる征史さんに失礼ですよ!!」
「…まぁ、椿さん…姑である私にそのような反抗的な言葉を言うなんて…」
「…私…お義母様とは仲良くしたいと考えていますけど…お義母様は…そうではないですね」
定子さんは私の目の敵にしている。
私は定子さんと一戦交えて、屋敷を出て病院に向かった。
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銃弾の摘出手術は終えたけど…
麻酔から目が覚める事なく3日目。
私は毎日、病院の往復をして意識のない征史さんを見舞う。
「結婚して間もないと言うのに…もう未亡人?貴方もついていないわね…椿さん」
定子さんは自室に勝手に入り込んで、辛辣な言葉を吐き捨てる。
「…征史さんはまだ…生きています!お義母様…貴方の方が次期当主となる征史さんに失礼ですよ!!」
「…まぁ、椿さん…姑である私にそのような反抗的な言葉を言うなんて…」
「…私…お義母様とは仲良くしたいと考えていますけど…お義母様は…そうではないですね」
定子さんは私の目の敵にしている。
私は定子さんと一戦交えて、屋敷を出て病院に向かった。