東京ロマネスク~冷酷な将校の殉愛~《完》
「…結城さん…手伝って!!…ともかく…車に乗せましょ」


「…ええ~っ!!?」


「早く…こんなところ見られたら…困るでしょ!!」



私と結城さんは男性を後部座席へと乗せた。


「…乗せてどうするの??千愛」


「お父さんに診てもらうわ」


「栗原さんに?」



私は父親に連絡を入れた。













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