東京ロマネスク~冷酷な将校の殉愛~《完》
「…帝室典範が変わったんだ…それに戦後…男児は帝家の血筋には一人も誕生していない…。『陰陽庁』が神から与えられた力を軍事に利用したんだ…その報いだ…」
「成宮…」
「…俺が誰か分かるか?御堂」
「…」
成宮の後光に龍の姿を見た。
四神の一人・青龍。
「成宮貴様は…青龍なのか?」
「そうだ。俺は龍だ。唯の民間人ではない…御堂貴様も唯の陰陽師ではない…貴様も同じ…俺と共に天界に居た…天使…天使階級7位の権天使・アリエルだ」
「俺が天使?」
「…今の貴様には天使の力はないが…そこにいる海里にはある」
「成宮…」
「…俺が誰か分かるか?御堂」
「…」
成宮の後光に龍の姿を見た。
四神の一人・青龍。
「成宮貴様は…青龍なのか?」
「そうだ。俺は龍だ。唯の民間人ではない…御堂貴様も唯の陰陽師ではない…貴様も同じ…俺と共に天界に居た…天使…天使階級7位の権天使・アリエルだ」
「俺が天使?」
「…今の貴様には天使の力はないが…そこにいる海里にはある」