東京ロマネスク~冷酷な将校の殉愛~《完》
「未来を知った以上…俺も『陰陽庁』に行くぞ」
「!?」
「…俺がこの国を支配する…」
「正気か?」
「…時の流れに逆らう事は許されない事ですよ。セラフ様」
「…出戻りか?樋川」
「…時間軸を護る為に戻って来た…」
「…全てを知りながらも…その流れに逆らう事を封じに来るとは…優しいケルブがする事ではないな」
「…力を戻した…セラフ様は…随分とケルブに対して横柄だな」
樋川の隣にはもう一人居た。
「俺は椎名珪(シイナケイ)…横浜の椎名財閥の未来の当主であり、天使階級第4位の主天使・キュレル」
黒髪だが、黒と碧色の瞳を持つ彼の顔立ちは少し日本離れしていた。
「!?」
「…俺がこの国を支配する…」
「正気か?」
「…時の流れに逆らう事は許されない事ですよ。セラフ様」
「…出戻りか?樋川」
「…時間軸を護る為に戻って来た…」
「…全てを知りながらも…その流れに逆らう事を封じに来るとは…優しいケルブがする事ではないな」
「…力を戻した…セラフ様は…随分とケルブに対して横柄だな」
樋川の隣にはもう一人居た。
「俺は椎名珪(シイナケイ)…横浜の椎名財閥の未来の当主であり、天使階級第4位の主天使・キュレル」
黒髪だが、黒と碧色の瞳を持つ彼の顔立ちは少し日本離れしていた。