東京ロマネスク~冷酷な将校の殉愛~《完》
「…椎名財閥か…帝様とは深い縁のある財閥か…」



「…銀龍帝様の命により…やって来た…」



「…俺の命令よりも…銀龍帝様の命に従うのか…残念だな…」



栗原中尉は一人で歩き始めた。



「どこに行くんだ?栗原」



「…ケルブにキュレル…貴様らは俺の敵と言う事だ」



「…何を言ってんだ!?俺たちは同じ天使だろ?」



「…俺は一度…ケルブ貴様の為に国を滅ぼした…だから、俺はこの国を護る為に…歴史を変える…」





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