東京ロマネスク~冷酷な将校の殉愛~《完》
撞球室に俺たち3人を残して、通は出て行った。
「で、何の話だ?御堂少佐」
「…これは安倍任務長からの極秘情報だ…帝内庁病院に夜な夜な…遺体が運びこまれてるらしい」
「遺体?」
「栗原中尉と何か関係があると任務長は考えている…栗原中尉と親しい俺に彼の動向を探ってくれと言われた」
「…そうか…」
「遺体ね…」
椎名は眼帯を外して、二つの瞳で天井を見つめて考え込んだ。
「…栗原主導の下…『怨霊部隊』を作る方法は一つしかない…禁断の魔方陣から作られた秘薬だ」
「秘薬?」
「で、何の話だ?御堂少佐」
「…これは安倍任務長からの極秘情報だ…帝内庁病院に夜な夜な…遺体が運びこまれてるらしい」
「遺体?」
「栗原中尉と何か関係があると任務長は考えている…栗原中尉と親しい俺に彼の動向を探ってくれと言われた」
「…そうか…」
「遺体ね…」
椎名は眼帯を外して、二つの瞳で天井を見つめて考え込んだ。
「…栗原主導の下…『怨霊部隊』を作る方法は一つしかない…禁断の魔方陣から作られた秘薬だ」
「秘薬?」