言葉なんかじゃ。


窓の外をしばらく眺めていると、メールの受信音が鳴った。

期待をしてメールのアプリを開くけど、
それはさっき登録したばかりのアドレスからだった。

そうだよね、彼なわけないよね…

そんなことを思いながらも、受信したメールの本文を読んだ。


“明日、会える?”


え…?

何で?

うまく頭が回らず、返信することも、ご飯を食べることもせずに、ソファーの上で一晩を過ごした。


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