神竜Ⅰ
だから俺はお前の過去を知りたい。
そのつらさをなくすことは出来なくても、
一緒に背負ってやりたいんだ。
諒「朔夜さん、航夜さん。あいつの過去っ
て何ですか?どんな辛いことでも、俺はあ
いつのことなら受け止めるから。教えて
下さい。月香の闇を」
朔夜さんと航夜さんは顔を見合わせている。
しばら、部屋には沈黙が漂った。
そして
朔夜「……そうだな。お前らなら月香の事
ちゃんと理解してくれる。あいつにはな…」
月香「朔兄ちょっと待って」
朔夜さんが話し出したとき、月香が起きてきた。
月香「そこからは私が話すよ」
月香は静かに一言そう言った。