神竜Ⅰ








そう考えるうちに李斗の事が頭に浮かんで
体が無意識に震え出す。





フワ…




そんな私を諒が抱きしめた。






諒「月香、大丈夫だから。落ち着け。こい
つは死んでない」





諒が私の頭をゆっくりと撫でながら、諭
すように話しかける。




するとなぜだか、少し気分が落ち着いた。







月香「……ありがと、諒。もう大丈夫だか
ら」




諒「あぁ」





私は諒の体から離れて、下っ端くんの方に
向き直った。





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