神竜Ⅰ
李斗が目の前で殺されたとき、私も一緒
に死のうと思ってた。
でも。あの時に強くなることを選んだから
いまここに私がいる。
大切な仲間に出会えて、心の底から愛せる
人とも出会えた。
これは全部李斗のおかげだと思う。
私が死にかけたとき、李斗は言ってくれた
よね?
『お前を待っててくれる人がいるんだろ?』
って。
神竜の皆がいるから、大切な仲間が出来た。
王鳥のみんながいるから、私は闇から抜け
出せた。
支えてくれる家族がいるからここまで生き
てこれた。