SS男子の落とし方
「...たまには餌でも与えねぇとな。」
「また犬扱いですか。」
だけど...嫌じゃなかった。
私、物で釣られてる?
「単なる気まぐれだから、
気にすんなよ。」
地面に置いていた私の荷物を持つと、咲也君は駅に向かって歩き出す。
「咲也君!!ありがとう!」
紙袋だけ持ったまま
咲也君の背中に向かって叫んだ。
「分かったから、早く帰るぞ。」
咲也君が前を向いたまま
手をヒラヒラさせた。
ちょっとカッコいいかも。
って、違うよ!
駄目だ...
完全に咲也君のペースに巻き込まれてる。
「また犬扱いですか。」
だけど...嫌じゃなかった。
私、物で釣られてる?
「単なる気まぐれだから、
気にすんなよ。」
地面に置いていた私の荷物を持つと、咲也君は駅に向かって歩き出す。
「咲也君!!ありがとう!」
紙袋だけ持ったまま
咲也君の背中に向かって叫んだ。
「分かったから、早く帰るぞ。」
咲也君が前を向いたまま
手をヒラヒラさせた。
ちょっとカッコいいかも。
って、違うよ!
駄目だ...
完全に咲也君のペースに巻き込まれてる。