SS男子の落とし方
「さ、咲也君。
私の誕生日って知ってるの?」

携帯を握りしめて尋ねた。

心臓はやけに煩い。


「チッ...瀬戸か。」

ばつの悪そうな顔をする咲也君。


「え?何で!?」

咲也君の隣に座って尋ねたけれど、

「知らねぇ。着いたら起こせ。」

と手すりに肘をついて咲也君は寝てしまった。


えー・・・。

ヤバイ、どうしよ...

喜んでいる私が確かにいる。

これが咲也君の必殺技のギャップ萌え??

チラリと咲也君を見たが、目を開けてくれそうにない。


駅に着いたらら絶対に問い詰めてやる!


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