SS男子の落とし方
「咲也先輩、もう帰るんですか?」

2階から降りてきた翔太が咲也君に駆け寄る。


「あぁ、邪魔した。」


「いえいえ!
俺に何か出来るとこはありますか!?」

師弟関係っぽくなってきてるな...


「そうだな...
俺がいない間は姉貴が浮気でもしねぇように、見張っといて。」


「イエッサー!!」

右手を上げてポーズをとる翔太。


浮気するのは咲也君でしょ...


「偽なんですけど。」


私が聞こえないように呟くと

「本物になりたいの?」

と笑顔で咲也君が聞いてきた。



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