SS男子の落とし方
「芽依、一つ聞いていいか?」

ベンチに座り隣に紙袋を置いて、立っている私の腕を掴む。


「な、なに?」

必然と上目遣いのままの咲也君にドキッとした。


「...今のって、焼きもち?」


...はい?


「俺がこんなにプレゼント貰ってるから、拗ねたのかなーって。」

このニヤニヤ顏を殴りたいと思った。

「もしかして、ワザと私に見せびらかしてた?」


「うん。
まぁ、思ってたより反応薄くて残念だったけど。」

この男!!


「一発殴っていい?」


「駄目。
一発チューしても良いけど。」
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