SS男子の落とし方
「へー。トリュフ?」

一つ取って、咲也君が口に入れた。


「...やるじゃん。」

フッと目を細めた咲也君に心臓を掴まれた。


...今だと思った。



「し、知ってると思うけど...
私、咲也君のこと好ー」


「はい、あーん♡」


告白を咲也に遮られてしまった。

ワザと?
...じゃないよね?


「えっと。」


「ほら、毒味。」

口にトリュフを押し付けてくる咲也君。


モヤモヤしたけれど、とりあえず食べた。
< 278 / 379 >

この作品をシェア

pagetop