SS男子の落とし方
クシャッと私の髪を撫でながら

「ま、そこが好きなんだけどね。」

と爆弾を落として教室に入ってしまった。


ズルい。

やっぱり好きになんなきゃよかった。

...って思いながら嬉しかったり。

駄目だな、私。

咲也君に弱すぎる。

一緒に出掛けてすらくれないのに、ちょっとした一言で許しちゃう。

私ばっかり好きなんだよなぁ。

はぁっとため息一つつく。
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