SS男子の落とし方
「芽依...ぜってぇ何かあったろ?」


はぁ...と咲也君が屈んで、私と目線を合わせてくれた。


咲也君の困った顔を見て、嘘がつけなくなった。



「咲也君、昨日何してた??」



「はぁ??」


咲也君が腕を組んだ。


「もしかして...
昨日、女と遊んでたとこでも見たのか??」



「うん。」



「で、それがどうしたんだ??」


咲也君にとって、それはどうってことないのは分かってた。



「...もう、いい。」


咲也君から逃げようとして走り出したが、すぐに捕まってしまった。







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