生きたくなんてなかった
「ん?」
ーーー
こいつしばく…
「やっと要人って呼んだな?」
「お前、やっていいことと悪いことがあるぞ」
それだけ言って綾女の傍から離れる。
「ちょ、ちょっと待てよ。
悪かったって。恭乎ー!!!」
グラッ
あれ?……
「恭乎っ!?」
眠いや。
「恭乎?
おい、冗談やめろよ?
笑えねーぞ?」
悪い、要人
ちょいと眠らせてくれ…
ごめんな
ごめんな
お前を1人にしてごめんな。
父さん?
恭乎…
ごめんなさい
母さん?
おにぃ
大好きー!
柚?
皆どこにいくんだよ。
俺を置いてくつもりかよ?