生きたくなんてなかった
バタバタバタっ
ガタガタガタっ
「先生はやくっ」
「急いではこべ」
周りが騒がしく目が覚めた。
どうしたんだ?…
ん?
要人っ!!
それを見たとき眠たかったはずなのに、眠気なんて一気にふっ飛んだ
要人が
あいつが血を流していたから…
後から聞いた話によると、要人は自分で腕を切ったらしい。
枕の横には
もう苦しい
それだけ書かれた手紙が置いてあった。
紀本がそれを知ったとき、あいつは何も言わずに涙を流した。
それな紀本を抱き締めて、俺も涙を流した。
一番近くにいたはずなのに、気づいてやれなかった事が悔しくて仕方なかったから…
先生達が頑張った事で、命の心配はないらしいけど、いつ目が覚めるか分からない状況だ。