生きたくなんてなかった
要人が大人数の部屋に戻ってきた…
目を覚まして3日たつと、要人は自殺する前と変わらないくらい元気になって戻ってきた。
「綾女、行くぞ」
「なんだ?
恭乎から話しかけてくれるなんて、珍しいな」
いつもの要人…
でも、どこか無理してる事に気づいた。
あの場所にいくと紀本は既に来ていた。
「待たせたな」
「平気だよ、私が早く来ただけだから」
「そっか。
…さてと、綾女、歯食いしばれよ」
バンッ
「っ!」
殴られたあいつはうずくまって動かなかった。
「よく聞け、
誰も常に笑ってろなんていってねぇーだろ?
俺はな、お前が一人で抱え込んでいたことに気づけなかったのが悔しかった」