生きたくなんてなかった
「なぁ、なんでだよっ!」
やめてくれ…
「なんとかいえよ!」
お願いだから、やめてくれ…
「恭乎、きいてn「もう目を覚まさないからだよ!」」
急に大声を出した俺に、要人は一瞬怯んだ。
「あ、悪い。
急に大きな声出して」
「あ、あぁ」
シーンとした空気…
「柚はな、もう目を覚ますことはないんだよ。
それなのに薬とかで延命させて、生かすなんてそんなの嫌なんだよ……」
また
心がいたい…
どうやら、要人といると俺の涙腺は緩いらしい。
さっきから頬に涙が伝っていた。