生きたくなんてなかった





「そうだな…」


恭乎、お前は俺みたいなことするんじゃねぇよ?


生きろ!


柚ちゃんの分も強く。


…てか、ややこしいな

柚と柚ちゃんって


だからあいつは柚のこと紀本って呼んでるのか?


それなら納得…


まさか、俺を要人っ 呼ばないのは柚を紀本って呼ぶからか?


だから、俺も綾女なのか?


ってことは俺一生要人って呼んでもらえねーじゃん!


「な、柚」


「ん?」


「お前名前変えてくれ…」


「は?!」


そこからは子供みたいな言い合いをして、その日は終わっていった。











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