生きたくなんてなかった
ん?
ここは……
ツッ!
なんだ?
何が起きたんだ?
コンコンッ
「失礼します」
誰だ?
「橋本さーん、検診っ
目が覚めたんですか!!!
すぐに先生を呼んできます。」
先生…
走り去った女の人。
その人が出ていってから、少しして今度は少し太った男の人が入ってきた。
「体の具合はどうかな?」
「怠いです」
体が重い…
「そうか。
まあ、三ヶ月も寝てたから仕方ない」
坦々と話してる男の人が医者で、ここは病院だと気づくのにかなりの時間がかかった。
「あの、なんで俺はここにいるんですか?」
ーーー
空気が少し重くなった。