[短編]美容師だって恋をする
結ばれる・・・
「ただいま。」

「おかえりなさい。」


僕の仕事帰りを待ち遠しく待っていたのか?


マミは珍しく、アパートに先に来ていた。


仕事場から程ないアパート。


マミにも鍵を渡していた。


「来たい時に来て。」って大人の余裕を見せつけてしまった。


本当は男の独り暮らしなんかにおさらばしたかっただけなんだけど。


「待ってたよ~。」僕をギュッと抱きしめてくれるマミ。


僕は最高に癒されるが・・・

「じゃあ・・・作って!」

晩御飯はもっぱら僕の担当だった。


「たまには一緒に作らない~?」僕が言っても

プイプイ・・・プイプイ・・・・

でもさすがに、


「今日は大事な話があるから」って


僕は超特急でご飯の支度だってしてしまうのであった。





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