Last Love -センセイ ト ワタシ-
紺色のジャージがよく似合っていた。
手にはラケット。

どうやら、バドミントン部の顧問らしい。





「・・・ありがと。」


「『ご・ざ・い・ま・す』だろ?」




(ヤな感じ。。)「・・・ございます。」





「お前バスケできんの?」


「まぁ・・・バスケ部だし。下手だけど。」


「ふーん。」


「あの・・・」





『中田せんせーーーーーー』






私の言葉を遮るように誰かが先生を呼んだ。

バドミントン部の女子部員だ。


『ちょっとぉ!早く来てくださいよぉ~!』


「あ、悪ぃ。じゃーな、がんばれよ。」




そう言って戻っていく先生。
周りにはたくさんの女子生徒が群がっていた。





(へーもてるんだなぁ・・・)





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