お前は僕の所有物…【BL】
そして、
俺の側まで寄ると顔色を元に戻して、
自己紹介を始めた。
「私は咲夜 明!
お兄ちゃんの妹で樹医をやってます!」
「俺は、綾瀬 薫で下に弟がいます」
そして明さんは、目を閉じて
俺の手を握った。
「ゆっくりでいいのよ…
誰も貴方を責めないわ…大丈夫よ」
「はい…」
ニコッと笑うと手を離し近くにあった
椅子に座った。
「記憶喪失ね、かなり重症の、
大切な人が思い出せない、
それでイライラしてる…」
すごい、全部当たってる…
「私ね、人の心とか木の心とか
昔から感じ取れるの、
結季さんから呼ばれたのは
こういう意味ね…」
ふむふむっと明さんは頷き
トランプを広げた。
「何する?ババ抜き?神経衰弱?
それともタワーを作る?」
「明…そんな一気に言うなって…
薫さん困ってるから…」
兄妹のやり取りを見て笑った俺を
明さんが真顔で見る。
「?どうかしましたか?」
「貴方の笑顔は本物じゃないわ…
前は無表情だった…きっとそうね…」
明さんは神経衰弱の準備をして
ジョーカーごと全部裏返した。
俺の側まで寄ると顔色を元に戻して、
自己紹介を始めた。
「私は咲夜 明!
お兄ちゃんの妹で樹医をやってます!」
「俺は、綾瀬 薫で下に弟がいます」
そして明さんは、目を閉じて
俺の手を握った。
「ゆっくりでいいのよ…
誰も貴方を責めないわ…大丈夫よ」
「はい…」
ニコッと笑うと手を離し近くにあった
椅子に座った。
「記憶喪失ね、かなり重症の、
大切な人が思い出せない、
それでイライラしてる…」
すごい、全部当たってる…
「私ね、人の心とか木の心とか
昔から感じ取れるの、
結季さんから呼ばれたのは
こういう意味ね…」
ふむふむっと明さんは頷き
トランプを広げた。
「何する?ババ抜き?神経衰弱?
それともタワーを作る?」
「明…そんな一気に言うなって…
薫さん困ってるから…」
兄妹のやり取りを見て笑った俺を
明さんが真顔で見る。
「?どうかしましたか?」
「貴方の笑顔は本物じゃないわ…
前は無表情だった…きっとそうね…」
明さんは神経衰弱の準備をして
ジョーカーごと全部裏返した。