お前は僕の所有物…【BL】
「ん…」

守琉…

『お兄ちゃん!』

守琉…

守琉はどこだ…
守琉は無事なのか…

「目が覚めたか…薫…」
「…誰…」
「俺は…千佳花…佐賀 千佳花」
「千佳花…」

そうだ…思い出した…俺は千佳花に
ずっと会いたかった…

でも…俺は忘れていた…千佳花を…

「守琉は…?」
「…」
「守琉は何処…?」
「…」
「まさか…置いてきたの…?」

ああって頷いたら、
俺は全力でこの屋敷からでる。

「ああ…すまない…」
「っ!」

俺は窓を開けた、二階なら行ける。

「おい!やめろ!薫!」
「来るな!
俺が守琉を置いて行くと思ったのか!?」
「落ち着け!」
「守琉は家族なんだ…」

俺は飛び降りた…
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