お前は僕の所有物…【BL】
漫画っぽくいく分けない…
だって、これはあくまで現実だから…

思い切り背中で着地した…

「いた…」

でも、こんな痛み、
日頃と比べればどうってことない…

「お兄ちゃん…」
「守琉!?」

門の外に守琉がいる。

「守琉!」
「お兄ちゃん…俺…父さん殴っちゃった」

ガタガタ震える守琉の顔には血

それに、服はきっと俺の服…
サイズが合ってなくてぶかぶかだ
そこらへんにある服を
適当にきて来たんだろう…

「お兄ちゃん…どうしよう…」

でも…

「殴っただけだろ?大丈夫…」
「ほんと?」

可愛い…
親を殴っただけでどうしようってなるのか
こんな天然は初めてだ…

「無事なのか?」
「うん…でも腰が痛いかな…」
「おまえっ…」
「ふふっ、良かった!お兄ちゃん
びっくりした顔してる!」

無表情じゃなくなった…?

「びっくりした…顔…?」
「うん!」

守琉が来てくれた
俺は守琉と一緒じゃなきゃ
やっぱりダメだ…
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