お前は僕の所有物…【BL】
今日も殴られる…
弟より出来の悪い兄である俺の
情けない姿を弟に見せ付けるかのように
弟が叫ぶ悲痛の声の中…
親は顔色一つ変えず、
俺を殴っては蹴ってと繰り返す…
「お前の目つきが気にくわねぇ…」
目つきを治せばいいのか…
「お兄ちゃん!お兄ちゃん!!!」
それだけじゃない筈だ…
父さんや母さんが嫌うのは…憎むのは…
千佳花の両親との
仲を完全に拗らせてしまった俺だ…
千佳花に頼り過ぎてしまった心は
千佳花無しじゃ生きていけないかのように
俺らを裂いた双方の親を憎んだ。
仲違いをして引き裂かれる所に
俺が啖呵を切ってしまった…
それが、完全に仲を拗らせて今に至る…
「お兄ちゃん!」
「ふんっ…おい!真紀子…
タバコ持って来い」
「ちょっとあんた…それは…」
「いいから持って来い!!!!」
母さん…痛いのはもうやだよ…
助けて…
ジュッ…
「ああああああああああああ!」
弟より出来の悪い兄である俺の
情けない姿を弟に見せ付けるかのように
弟が叫ぶ悲痛の声の中…
親は顔色一つ変えず、
俺を殴っては蹴ってと繰り返す…
「お前の目つきが気にくわねぇ…」
目つきを治せばいいのか…
「お兄ちゃん!お兄ちゃん!!!」
それだけじゃない筈だ…
父さんや母さんが嫌うのは…憎むのは…
千佳花の両親との
仲を完全に拗らせてしまった俺だ…
千佳花に頼り過ぎてしまった心は
千佳花無しじゃ生きていけないかのように
俺らを裂いた双方の親を憎んだ。
仲違いをして引き裂かれる所に
俺が啖呵を切ってしまった…
それが、完全に仲を拗らせて今に至る…
「お兄ちゃん!」
「ふんっ…おい!真紀子…
タバコ持って来い」
「ちょっとあんた…それは…」
「いいから持って来い!!!!」
母さん…痛いのはもうやだよ…
助けて…
ジュッ…
「ああああああああああああ!」