お前は僕の所有物…【BL】
痛い!腕が焼ける!!!!

「お前が仲を戻すってんなら話は別だ」

「仲を…戻す…?」

「俺はなぁ…
千佳花の親父と仲良かった頃はな?
お金をなんの迷いもなく盗んでたんだよ
誰にも気づかれる事もなく…な…」

父さんは盗みをしていたんだ…
それが、俺の告げ口で千佳花にバレて…

父さんと千佳花のお父さんは…仲が拗れた

千佳花のお父さんにとって
俺の父さんは…有能な部下だったんだ…
信頼してたから…

「それは…できない…」

ジュッー…

「ぁああああああああ!」

今は鉄工所で働く父さん…
家の片隅には作業場がある
そこには…

熱くなった鉄の棒がある…

父さんは…その棒を
俺の背中にそっと置いた…

背中は火傷の傷が残り
痛々しい傷跡になってしまった。

プールなんて見学。
勿論人に裸を見せることも避けた。

弟の守琉(まもる)にも…
先生に告げ口はしないよう頼んだ…
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