お前は僕の所有物…【BL】
そうしていたら、
周りの友達はいなくなった…

原因は俺の無愛想な面だとか
見下してるとか…不気味だとか…

でも…俺は一度も見下した事がないし
無愛想な面もしたと思ってない…

周りが勝手に誤解して、俺を遠ざける…

「お兄ちゃん…大丈夫?」
「うん…」

父親に虐待を受けるうちに
俺は、本当の笑顔を見せれなくなった。

見せれないんじゃなくて…
笑えなくなってしまった。

千佳花と俺は、離れ離れにされた後
別々の小学校に行き、中学校に通った。

そして、いつしか俺は千佳花を忘れていた

心がなにも信じられなくなっていた
弟の守琉以外は…

外から来る何かが怖くて
人と関わるのが嫌いになった。
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