お前は僕の所有物…【BL】
「無理なんてしてないし、した事ないよ」

ニコっと笑う千佳花…
嘘は言ってないと分かる…

「でも、薫がいてくれて良かった…
とは思ってるよ?
逆に、薫に無理させてるでしょ?」

俺は、首を横に振った。

「俺は…千佳花に良くしてもらってるし…千佳花にまた会えて嬉しいし…」

「誰かになんか言われた?
言われただろ…薫は薫だから、
言われても気にしなくていい」

頭を撫でられるとホッとした。

すると、圭一が近寄ってきて

「女子が気持ち悪いってな!」と言うと
後ろからバンっと背中を叩かれる。

「薫!?大丈夫か?」
「うん…えーっと…後ろの席の圭一…」
「どもっす!」
「ふうん…」

千佳花…目が怖いよ…
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