お前は僕の所有物…【BL】
「僕には相談しないくせに、
五十嵐君には相談するんだねー薫」
「言おうと思ってたよ…ちゃんと…」

すると予鈴がなった…。

「じゃあね。薫」
「じゃあ…」
「行こうぜ!薫!」

そう言われ、肩を組まれた。
千佳花を見つつ、俺は振り返らないかと期待していた。

でも、千佳花は振り返らず
階段に向かって行った。

「怒らせちゃったかな…」
「薫!気にすんなって!」
「まぁ…家同じだからいっか…」

家帰ったらちゃんと話そう…

今日あったこと…女子に色々言われた事
全部言おう…

千佳花と帰って、
圭一の事も色々話そう。


そう心で決めていたのに…
千佳花は家に帰って来なかった…
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