お前は僕の所有物…【BL】
千佳花がいない部屋は寂しくて…
携帯を持っていなかったから
連絡を取ることも出来ず…

俺は途方にくれていた。

今なにしてるの?
今日は色々あったんだよ?
一緒に帰りたかったな…


…他愛もない会話がしたいな…

好きって言って…
抱きしめて…大好きって囁いて…

そんな些細な言葉が凄く嬉しかった…

「僕の側に永遠にずっと居て…」

今日は束縛してくれないの?

俺はもう要らないの…?


あれ…?束縛したいのは
俺の方じゃないのか…

なんで…涙が止まらないんだ…

「千佳花っ…千佳花っ…ちか…っ」
「薫様にお届け物です…」

執事の田中さんが
大きな包みを持ってきた。

縦に140センチくらいあるかな…
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