お前は僕の所有物…【BL】
「お兄ちゃん…一緒にお風呂入ろ!」
「でも…守琉は確か…」
「中学二年だよ!でもいいじゃん!」
「ああ…」

幸い親が一日居ないから、
俺と守琉の二人でやりたい事をやった。

「お兄ちゃん…傷痛くない?」
「もう平気…」
「良かった!
痛かったらお風呂じゃなくて
タオルでと思ってたんだ!」
「そうか…ありがとう…」
「お兄ちゃん…」

お礼を込めた言葉だが何を言っても
無表情なのはわかった。

だけど守琉は笑ってどう致しまして!と
言った。

守琉はいい子にしてなくちゃいけない
同情で接してくれてるだけ…

いつしか心でそう思っていた。

「なぁ…守琉…?」
「なぁに?」
「俺たち…別々に暮らそうか…」
「へっ?」
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