お前は僕の所有物…【BL】
俺なにしてんだ…
ここは…薬臭いし…どこなんだ?
病院?

千佳花…千佳花?

「ん…」
「起きたぜ…」
「目隠しは取らなくていいから
好きなだけやれよ」
「本当にいいのか…」
「ああ…少し痛めつける程度な」

なに…腕も縛られてるし怖いよ…
千佳花…助けてよ…

そんな事を思っていたら
お腹を殴られた。

「ゔっ!」
「勉強のストレス溜まってんだよなー」

一発、もう一発…

「ゔっ…」

痛い…口の中血でいっぱいだし…
「おい…そろそろやばいんじゃないか?」
「そうだな」
「痛めつけた?」
「おうよ」

もう、意識が…

「薫様…お迎えに参りました…」

だれ?

「誰だぁ??お前?」
「佐賀家執事をしております
田中セバスチャンと申します」

佐賀…?千佳花っ!

「では…失礼致します」

えっ…?

目隠しを外されると
周りには俺よりも
ひどい怪我を負った人達がいた。

「田中さん…」
「千佳花様がお待ちです。急ぎましょう」
「たった一瞬でなにが…?」
「存じ上げませんね…簡単に倒れたので」

弱ってたってこと…?
そう言えば首輪は?圭一は!?

俺が後ろを向くと

カチャリ…

「どうぞ。大切な物なのでしょう?」
っと田中さんが首輪を付けてくれた。
やっぱりあの中にいたんだ…圭一…
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