お前は僕の所有物…【BL】
「ああ!光!」
「どうぞ…」
「どうも」
「水野先生…」
「ん?」
「くっつかないで下さい!」

へぇ…水野と光って人は仲良いんだ…
「仲いいですね」
「うん?だって僕達お付き合いしてるもん」

「ちょっ!!!!」

光の慌て方は、少し可愛いな…
「あっ!春には内緒だよ!」
「どうしてですか?」
「あああああああああああ!」

薫の目が覚めるまで…
僕は薫の手を握っていた。

夜になって、朝になって…
僕は学校に行くけど
その首輪が有る限りお前は僕のだ…

薫は…僕の所有物だ…
愛せる所有物…

「ふっ…」

寝ている薫の髪をサラッと撫でて
僕は病院から学校に向かった。

「田中、薫が起きたら電話しろ」
「はい」
「僕は今日一日サボりだ…」
「メールを入れますので、授業出て下さい」
「…絶対だな…」
「はい、いかなる場合も目覚めたら報告致します」
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