お前は僕の所有物…【BL】
「田中…薫連れてホテル行ってくる」
「大…山…」
「はいはい熊も持ってこーね」
「んー…」

ちくしょう…
薫は軽いのにこの大きい熊が邪魔だ…

「ちーちゃん!たっだいまー!」

げっ…なんで…
ここにいるの…?

「あっれー?ちーちゃんなに持ってんの?てか俺から逃げようとしたの!?
もうサイテ〜!!」

あー…うざ…

「僕に構わないで下さい…
外で食べてくるんで…」
「その子…だれ?」

兄さんが薫を指差した。

「新しい抱き枕です、
これがないと寝れない物で…」

兄さんを少しだけ睨むと
薫が起きそうになったので
部屋から出た。

ーーーーーーーー

「あの子…千佳花の愛人?」
「さぁ…私も深くは知らないもので…」
「ふぅん…」

ニヤッと千沙斗が笑うと、
田中さんは顔を顰めた。
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