お前は僕の所有物…【BL】
「はぁ…」
「ユキ…」
「光…薫君は酷な子だと思うよ…」
「俺もそう思う…ユキ…大丈夫だよ」
「うん…」
「…」

光が珍しく手を繋ぐから…
僕も甘えて…手を繋ぎ返した。

ーーーーーーーーーーーー

目を覚まさない薫…

どうして薫は起きないんだ…
なにか辛いことあったのかよ…
兄さんに何言われた?
どうして僕に会いたくなったの?

どうして…そんなに慌てて…

『千佳花っ!!!!』
『ぴーーーーーっ!!!!!!』
『か…おる…?』

くそっ!くそっ!
なんで…なんでこいつだけ
こんな目に遭う…

なんで薫だけ…
いつも辛い出来事が起こる…
なんで…僕に相談しなかったんだよ…
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