バカビト
「どこにいたの!?」

「そこ」

ひーちゃんが指差したのは教室の出入り口。
何故か隠れていたらしい。


「ひぃ、ちゃ…」

「はいはい。良かったね」


ひーちゃんが、私を抱き締めてよしよししてくれる。
ホッとして、余計に涙が溢れた。


「王子、圭泣かしたら殺すから」

「大丈夫。だてに幼馴染みしてないよ、圭を泣かさない自信だけはある」


央詩が微笑む。
この人が、今日から私の彼氏です。


とっても素敵で、優しくてかっこ良くて、本気で大好きな

私の彼氏です。






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