アルデンテ~君の知らない物語~

 あと何週間かでいよいよ夏休み。
夏休みが明けたら、体育祭に文化祭、いよいよ大イベントが間近に迫ってくる。
各実行委員の募集があり、図書委員というほとんど何もしない委員会に入っている私は、体育祭の応援団に応募してみることにした。きぃも、そして同じバレー部で一緒な青葉も。男子は、生徒委員で、きぃの元カレ、そして睦のLOVEな相手である、DU。野球少年で、明るくていつもクラスの中心の、竜誠、そして真太郎。

うちのクラスの立候補者は男子3人、女子3人。
二人ずつしかなれないから、スピーチで勝負だ、

 帰りの会で、スピーチをする、

まず最初はDu。お姉ちゃんがやってたとかなんとか、まぁ当選確実かな。
竜誠、これは無理だろw
真太郎 ジョークを交えた面白いスピーチだった、いつもすべってるのに、今日は受けてるw

青葉、小学校の時もやってた的なこと言ってる。へぇ以外
 
やばっ。次わたし。

「私が応援団になりたい理由は、三つあります。一つは、ここの伝統文化に貢献したいこと、2つは・・・・・・・」

きぃのスピーチも終わり、立候補した人は廊下に出て、先生が多数決をとる。

「やべーマジ緊張したぁ!」DUがわめく

「おめーどうせ受かるじゃん。」

「いや、いや。わからんし。。真太郎のスピーチうけてたし。」

「きぃはうかるからいいよねー」

「なにいってんの。なわけないじゃん。まぁ玲奈よりはww」

「はぁー!?もぉ、でも絶対受かりたいわ」

「青葉も絶対受かりたい!」

「緊張してきたー」

ガラガラと戸が開いて、先生が「はいりなさい」というのを合図に、私たちは教卓にならんだ。

「えー、応援団になったのは道上さん、八木さん、遠矢さん、前川さん」

やったー!!!!!応援団になれた!しかも真太郎も一緒だ!うれしいな!

これから、真太郎と仲良くなれるかな。

仲良くなって、好きになってもらえますように。

なんてつごうのいいことを考えてた。

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