日々共に一緒に笑おう


「なんで置いてくのョ」

さみしーでショー?
俺の立場ないでショー?


食べかけのソフトクリームを持ったまま、真ちゃんも合流して。

私たちのテーブルは、爽やかでのどかな風景を、思い切りぶち壊すような、もの。

迷惑防止条例あたりに引っかかっても、文句は言えない気がする。




「杉崎くんは!!!……ドラムの譜面って読める?」


向こうがどうしたかったかはわからないけれど。
私は別に、喧嘩をしたかったわけじゃないから。


哲の腕に、執拗に絡みつきながらだけれども、彼の好きそうな話題を、振った。


多分これ以上暴れたら、哲に怒られるし。

それは多分、杉崎くんも同じ。


私の料理に嫌な顔をしただけでは怒られなかったけど、食えんの?って声に出した途端には。

体が傾ぐくらい小突かれて。

じゃあ食うな、と全て取り上げられたのだから。



………哲には叱られたくないよねぇ?

お互いに。

怖いもんねぇ…?




< 194 / 462 >

この作品をシェア

pagetop