日々共に一緒に笑おう
「なんで置いてくのョ」
さみしーでショー?
俺の立場ないでショー?
食べかけのソフトクリームを持ったまま、真ちゃんも合流して。
私たちのテーブルは、爽やかでのどかな風景を、思い切りぶち壊すような、もの。
迷惑防止条例あたりに引っかかっても、文句は言えない気がする。
「杉崎くんは!!!……ドラムの譜面って読める?」
向こうがどうしたかったかはわからないけれど。
私は別に、喧嘩をしたかったわけじゃないから。
哲の腕に、執拗に絡みつきながらだけれども、彼の好きそうな話題を、振った。
多分これ以上暴れたら、哲に怒られるし。
それは多分、杉崎くんも同じ。
私の料理に嫌な顔をしただけでは怒られなかったけど、食えんの?って声に出した途端には。
体が傾ぐくらい小突かれて。
じゃあ食うな、と全て取り上げられたのだから。
………哲には叱られたくないよねぇ?
お互いに。
怖いもんねぇ…?