日々共に一緒に笑おう
久し振りに会った蜜さんは。
なんだかとても、元気がなくて。
青白い顔で、具合も悪そうで。
本当は、話を聞きたかったけれど。
蜜さんがあまりにも哀しそうに目を揺らすものだから。
団長に、お任せしよう。
きっと、きっと、上手く行く。
玄関を出た所で、隣のドアが開いて。
初めて間近でちゃんと見た、彼は。
以前、遠目で見た感じよりも背が高くて…なんていうか…ちょっと、怖いような気がした。
「…蜜…います、よ?」
「はい、今、団長とお話中なんです」
ああ、なるほど。
蜜さんが、彼はイケボなの、と笑っていたから。
イケボってなぁに? って訊いたっけ。